お客さまが抱えていた課題:
社内DX推進の一環としてRPAを導入し、これまで情報システム部が自動化対象業務の選定~開発~運用・保守までをリード。今後、より業務の効率化の潮流をスケールさせるため、RPAの存在と活用余地および開発手法を体系的により多くの現場社員に理解いただくことがお客さまの課題であった。
パクテラの支援内容・成果:
エムエム建材さまの現場社員計74名に対して、以下内容で1day×4回の研修を実施。
①RPAに限らない業務効率化手段の全体像と実務に落とし込むノウハウ
②自動化の一手段としてのRPA活用範囲や開発手法
特に②ではより具体的なイメージを持ってもらうために、エムエム建材さまの実務や業務システムに沿った演習テーマを複数用意した。
①はお客さまが抱える課題を深掘りした際に判明した、“業務効率化=業務自動化”という潜在的な前提にメスを入れるものであり、俯瞰的に自らの業務を見つめ直すこと自体に、ツールを用いずとも負荷を軽減させる糸口があることを理解してもらうことが目的であった。
受講者アンケートでは狙い通り、”自動化以前に業務のスリム化ができそう”といったフィードバックが見られた。
また、②で実務に沿った演習テーマを用意した背景も、”RPA開発は自分とは無縁 “という思い込みを排除し、直感的な開発というローコードの特徴を理解してもらうことが狙い。
こちらも受講者アンケート結果において、”意外と簡単でとっつきやすい”とのフィードバックを多数いただいた。
エムエム建材さま 情報システム部部長 川口 正貴 様
“本研修を実施することによって、社員の業務効率化への意識やRPAの知識を底上げしていき、研修を受けた社員が社内で徐々に増えていくことで、自発的に業務効率化への取組みが増加することを狙いとしました。研修後には実際に社内から、様々な業務効率化や自動化の要望が多く出ており、大きな効果を実感しているところです。”
研修受講者への事後アンケートでは、90%超の満足度を獲得。
当初の課題解決(RPAの認知や具体的なアクションの理解浸透)に加え、自動化の準備段階の考え方やノウハウをレクチャーしたことで、業務効率化の進め方に関して社員一人一人の共通認識が醸成された。今後ますますエムエム建材さまの全社生産性向上が加速してくことが期待される。
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