事例紹介

委託元（Tier1様）ではOEM向けのカーナビソフト開発を外部のソフトを買い入れという形で対応している中、買い入れソフトの品質が安定せず絶えない不具合の発生、ソフト改変による弊害が多発しており、Tier1様のPM体制および技術検証チームの負荷が高くなっている状況であった。

海外市場で販売の主流となっているDisplay Audioは昨今、低価格帯にかかわらず多くの機能を盛り込む要求がされており、開発コストの低減化が重要となっている。しかし一方、委託元の関連オフショア会社ではソフト品質が高くなく、製造コストを抑えるものの品質のビルドアップで多数の日本側のエンジニアの投入が必要となり、結局はコスト高となっている状況であった。

オンサイトチームでは一般的な組み込み開発スキルであるマイコンに対する知見やC言語による組み込み開発技術だけではなく、AutoSarやISO26262といった車載ECU開発独特の知見を持ったエンジニアで構成。

お客さまのトランザクションデータは豊富にあり、カスタマーエクスペリエンスの強化として顧客リテンションアップの方針を打ち出す反面、データベースが別々になっていたため、効果的なコミュニケーション（優良顧客のカスタマージャーニーやペルソナ）が見えていなかった。