お客さまが抱えていた課題

KDDI

既存基幹システムEOLに伴い新基幹システム刷新プロジェクトが進行する中、顧客推進体制が不足。更に、推進責任者からユーザー部門まで大凡の関与者が初めて経験する規模のシステム刷新であったため、経営層への統一感・機能横断的な報連相、業務間連携、業務とIT間連携などに対し、属人化、偏り、機能不全、スケジュール遅延、タスク濃淡、など様々な問題が顕著化していた。

 

またこれに起因し、経営層へ報連相すべき重要事項が伝わらない・軽微な内容が伝わるなど、プロジェクトを左右するキャスティングが実施されていなかった。

 

 

パクテラの支援内容・成果

 

①プログラム・マネージメント・オフィス運営

システム(プロジェクト)ごとの推進に対し、プロジェクト・マネージメント・オフィスの上位にプログラム・マネージメント・オフィスを設置し、顧客プログラムオーナーへのタイムリーな最新情報の提供、ステアリング・コミッティーの運営など、パクテラのプログラム・マネージメント・オフィス運営ナレッジとナレッジ活用に長けたプロフェッショナルにより各種運営を成功裏に寄与した。

 

その結果、推進体制・業務間連携・業務とIT間連携の高度化・統一化が図られ、経営層に対してタイムリーな重要事項の付議など、メリハリのある報連相が行われるようになった。

 

支援当初は予定通りのサービス・インが疑問視されていたが、無事予定通りにシステムの切り替え・新システムによる業務遂行が実現された。

 

②コマンド・センター運営

運用開始後の全ての事象をトリアージし円滑に解決に当たるコマンドセンターを設置・運営、事象のモニタリング、トラブル対応・解決にいたる一連の仕組みを統括的に支援し、パクテラのコマンドセンター運営ナレッジとナレッジ活用に長けたプロフェッショナルにより、システム運用の早期安定化に寄与した。

 

③業務間連携の整合性担保

ユーザー部門のプロジェクト参画者が自部門の全ての業務を把握していない場合があり、自部門の要件変更が他部門にどれくらい影響するのか、という着目観点が希薄になるケースがあった。そのため、依存関係を見える化し、前工程・自工程・後工程がシームレスにシステムに連携をされるための要件整理を当該タスクのプロフェッショナルにより実施した。

 

④システムへの習熟度合向上

今回のシステム刷新は、単にEOLに伴うプラットフォームの更新のみではなく、顧客経営管理の深層化を同時に実現するため、既存システムに日々触れながら、より高度なオペレーションが求められる新システムに対する習熟度を上げる必要があった。そのため、既業務や既オペレーションとの乖離に起因する抵抗感を薄め、新システムに対して円滑にユーザーの習熟度を向上されるため、パクテラのチャンジ・マネージメントナレッジとナレッジ活用に長けたプロフェッショナルにより、運用開始までにユーザーの成熟度を顧客期待値超まで実現させた。

 

 

20181226日追記)

 

20181120日(火)、公益社団法人企業情報化協会(通称:IT 協会)が平成30年度(第36回)IT 賞を発表し、パクテラ・コンサルティング・ジャパンが参画したKDDIエンジニアリング様の本プロジェクトが、IT 特別賞(レガシーモダナイゼーション賞)を受賞いたしました。

 

 

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受賞の詳細につきましては、こちらのニュースページをご覧ください。

http://www.jiit.or.jp/information/detail/info36itaward.html

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